パートナーシップ エバリュエーション

男女の握手

NGOの役割、社会的な影響力が強まると共に、改めて行政に対するNGOの関係が問われています。一方年金、税金、就職、給与、家事、育児、社会活動など列挙すれば際限ありませんが、社会の中で女性が女性という理由だけで受ける差別はまだまだ大きいという現実があります。そして、それらの解決には行政との関係なしには考えられないのが現状です。
NGOとGOのパートナーシップを一層強化し、有益なものとするためには,行政が何をしたか、あるいは何をしようとしているかをBPWとしての目で点検し評価する必要があるということで創設されたのが「関係を,評価する」との意味から名づけられた、パートナーシップ エバリュエーションです。
これが創設されたのは、行政と民間との関係が「お願いします・反対します」から「話し合いと提案」へと移り変わり始めた1998年のことで、「男女平等条例(仮)」づくりをいち早く公約として打ち出した東京都知事に対して表明されました。その後1999年度には青森県知事と青森市長が、そして2000年度は山形クラブが県下の自治体を対象に実施した「自治体男女平等アンケート調査」をもとに自治体の女性行政を評価するなど、評価の方法は少しずつ変化しています。


パートナーシップ エバリュエーション最新受賞者


 BPW60周年記念(2018) 後藤 斎氏 (山梨県知事)

〈表彰理由〉
就任1年目から、山梨県初の女性副知事を採用するなど女性の管理職登用を積極的に推し進め、女性の地位向上に寄与した。さらに、全国に先駆けて産前産後ケアセンターを開設し、働く女性の支援に努める。男女共同参画施策のさらなる推進や、働き方改革推進宣言県として施策を進めて行くことが期待される。

〈プロフィール〉
1957年7月22日山梨県甲府市生まれ。1980年3月東北大学経済学部を卒業後、4月農林水産省入省。1989年9月JETRO日本」貿易振興会ニューヨーク農水産部長に就任。1992年9月農林水産省食糧庁輸入課長補佐を経て、2000年6月衆議院議員に初当選。以後、2014年11月まで衆議院議員として活躍する。その間、2009年9月から、文部科学大臣政務官として、2011年9月からは、内閣府副大臣として務める。2015年2月山梨県知事に初当選。以後、知事としてリーダーシップを発揮し、県政を牽引している。

パートナーシップ エバリュエーション歴代受賞者

1998(平成10)年度 青島 幸男氏 (東京都知事)
1999(平成11)年度 木村 守男氏 (青森県知事) / 佐々木 誠造氏 (青森市長)
2000(平成12)年度 小野寺 喜一郎氏 (山形県遊佐町長)
2001(平成13)年度 末吉 興一氏 (北九州市長)
2002(平成14)年度 鳥越 忠行氏 (苫小牧市長)
2003(平成15)年度 真鍋 武紀氏 (香川県知事) / 増田 昌三氏(香川県高松市長)
2004(平成16)年度 神田 真秋氏 (愛知県知事) / 松原 武久氏(愛知県名古屋市長)
2005(平成17)年度 佐藤 仁一氏 (宮城県岩出山町長)
2006(平成18)年度 中山 弘子氏 (東京都新宿区長)
2007(平成19)年度 神出 政巳氏 (和歌山県海南市長)
2008(平成20)年度 麻生 渡氏 (福岡県知事)
2009(平成21)年度 上田 文雄氏 (札幌市長)
2010(平成22)年度 田上 富久氏 (長崎市長)
2011(平成23)年度 宮島 雅展氏 (山梨市長)
2012(平成24)年 該当なし (大阪市開催)
2013(平成25)年 大村 秀章氏 (愛知県知事) / 河村 たかし氏(名古屋市長)
2014(平成26)年 吉村 美栄子氏 (山形県知事)
2015(平成27)年 林 文子氏 (横浜市長)
2016(平成28)年 北橋 健治氏 (北九州市長)
2017(平成29)年 大西 秀人氏 (高松市長)
2018(平成30)年度 秋元 克広氏 (札幌市長)
BPW60周年記念 後藤 斎氏 (山梨県知事)

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